以下は
『偏差値30からの英語やり直し学習法』の「はじめに」の部分です。ぜひご覧いただければ幸いです。
TOEIC 990点(満点) — この点数を持っている人に対してどんなイメージを抱きますか? 「帰国子女」「留学・海外駐在経験」「外語大出身」「ずっと英語が得意」… そんなイメージかもしれません。しかし、いずれの一つも私に当てはまるものはありません。今でこそ、TOEIC 990点、英検1級を持っていますが、
昔は本当に英語が大の苦手で、大嫌いでした。
2008年6月現在で2,100名以上が受講中のWEB英文法講座を運営し、15万人以上の読者を持つ英語学習のメールマガジンを発行していますが、中学時代の英語の
成績はずーっと「2」(5段階)。公立中学の中でもレベルが低い地元の中学だったので、ほかの学校だったら「1」だったかもしれません。進学校とはいえない高校に入ってからも、
英語の偏差値は30〜45をウロウロ。人並みに努力はしていたんです。英文を日本語に訳しまくったり、単語を書きまくったり…。でも、英語の成績は全然上がりませんでした。
でも、高校2年生のとき、「時間がかかってもいいから、力技・暗記はやめて英語を根本から丁寧に理解してこう」と頭を切り替えてからは、英語が一気にできるようになったんです。英語が苦手でどうしようもなかった私が、
半年で偏差値45→72、そして
1年でTOEIC 900点を達成することができました。そして、
今ではTOEIC 990点を持っています。
現在、メルマガ読者、英文法講座の受講生の方から「1カ月で簡単にTOEICのスコアを200点上げる方法はありませんか?」「2週間で英語が聞き取れるようになれませんか?」「聞いているだけで、英語が話せるようにならないですか?」「日常会話だけでもいい。お手軽に英会話ができるようになりませんか?」といった相談を受けることがあります。でも、ごめんなさい。私の知る限り、そんな簡単な英語学習法はありません。英語学習には努力が必要です。成果が出ている人ほど、実は地味〜な努力をしているものなのです。
英語ができる人は、英文法をはじめとして、英語を「力技で暗記」するのではなく、「丁寧に根本から理解」しています。私の場合は高校2年生のときに英文法を論理的に理解できるようになってから、一気に英語が好きになり、その結果、得意になりました。
それまでの私は何でも「力技・暗記」という方針でした。「単語はとにかく書きまくる」「リーディング力をつけるために、ひたすら英文和訳」「後ろの動詞がvisitの場合は、先行詞が場所でも関係代名詞はwhereではなくてwhich」というように「暗記」ばかりで、「なぜ自分がその学習法実践をしているのか」「どうしてwhichになるのか」といったことは全く考えていませんでした。本書を手に取った方の中にも心当たりがあるはずです。
「英文法の理解」を基盤にして、継続的に学習すれば、英語は確実にできるようになります。
英語が苦手だった私が一気に1年でTOEIC 900点を達成したのにはちゃんとした理由があるんです。その理由はしっかりと本書でお伝えします。
「その人に合った学習スタイル」は、100人いたら100通りあるのは事実です。人間は一人ひとり違います。同じ超一流選手でもイチローと松井秀喜選手のバッティングフォームがまったく別物なように、人によって学習するペース、スタイル、得意・苦手分野は違うでしょう。あたなと私も別の人間です。ですから、私の学習法で、あなたには合わない部分もきっとあるでしょう。しかし、「英語が苦手で嫌いな状態」と「英語が好きで得意な状態」の両方を経験し、さらに英文法講座などで多くの方に英語学習の指導をしてきた経験に基づいて、私が執筆した本書は必ずやあなたの参考になる部分があると確信しております。
最後に、TOEIC 990点というスコアについて一言。私は「TOEICの点は高いけれど英語は話せないし、英語ニュースもわからない」という資格マニアではありません。海外ドラマ、CNNなどの英語ニュース、メジャーリーグやNBAを見ること、異文化の人と話すことが大好きで、英語学習を続けてきました。そし、「自分の英語力がどのぐらい伸びたか?」をチェックする目安として、TOEICを受けてきました。その結果が990点でした。
今は英語が苦手でも大丈夫! 英語はちゃんとできるようになります。私がその案内人となります。